つい悪い方へ考えて落ち込んだり、小さな事を必要以上に悩んだり・・・
そんなネガティブ思考な自分に嫌気が差すことはありませんか?
お菓子作りはネガティブになりがちな人にとって、心を整え、前向きな気持ちを取り戻すきっかけになるんです。
この記事ではネガティブ思考の人が、お菓子作りで心が満たされる理由を解説していきます。
この記事を読んで、ネガティブな考えから入るのではなく、楽しそうだからやってみようとプラス面に目を向けられるようになれたらと願っています。
- お菓子作りは心を整える時間になる
- お菓子作りで自分らしさを表現できる
- お菓子作りを通して大切な人とつながれる
お菓子作りは心を満たしてくれる
心を整える
作業に集中して気持ちを切り替えられる
「なんだろう、このすっきりしない気持ち、どう表現したらいいんだろう・・・?」
どうしようもない不安やモヤモヤした気持ちを言葉に出して説明できない事ってありますよね。
お菓子作りはたくさんの工程があるため考えながら作業を進めていくので、気持ちを切り替えやすいです。
生地の状態を観察しながら混ぜたり、目盛りを見て計量したり、温度に気を配りつつ形を整える工程には集中力が必要なので、いつの間にか悩んでいたことを忘れてしまいます。
「考えすぎて疲れてしまう」人にとって、手を動かしながら没頭できるお菓子作りは大きなリフレッシュになります。

私はストレスがたまると無性にお菓子が作りたくなります。
作る楽しみと食べる楽しみの両方を味わえるのでおすすめです。
安心できる居場所を持てる
ネガティブ思考の人は自分に自信がないので、「私はダメな人間だ」と劣等感を抱きやすいのではないでしょうか。
自分らしさを出せる場があると、落ち込んだ時でも立ち直りやすくなります。
お菓子の形やデザインを決めるのに正解や優劣がないので、自分の思うままにお菓子を作ることができます。
甘い香りに癒やされながら生地を混ぜたり、焼き上がりを待ったりするひとときは、劣等感から解放されて心を整える大切な時間になります。
お菓子を作っているキッチンは、あなただけの心休まるプライベートな居場所なので、いつもより前向きな自分でいられるはずです。
小さな成功体験を積みやすい
ネガティブ思考の人は慎重な性格の人が多いので、レシピをよく読んで手順どおりに丁寧に作業を進められます。
レシピ通りに作れば、失敗することなくお菓子が作れるので「できた!」という達成感を得やすいのです。
その小さな達成感が「自分でも大丈夫」という安心感につながります。
不安を抱えていたり気分が沈んでいるときほど、この成功体験が自信を与えてくれるのです。

普段お菓子作りをしていない方は、難しいレシピだと失敗して落ち込んでしまうので、工程の少ない簡単なレシピで挑戦してみてくださいね。
自分らしさを表現できる
自分の世界観を出せる
ネガティブ思考の人は、人前で自分の意見を主張するのをためらったりする事はありませんか?
お菓子を作っている間は誰にも遠慮することなく、自分らしさを出すことができます。
フルーツをたっぷり使ったケーキが好きな人もいれば、ビターなチョコレートを選ぶ人もいます。
どんな材料を組み合わせるかは、その日の気分で好きなように変えられます。
同じレシピでも、材料の選び方ひとつで自分の個性が表れます。
お菓子作りで自分の世界観を追求していくうちに、「そのままの私でもいいよね」と思えるようになって自分の存在を肯定できるようになっていきます。
気持ちをかたちにできる
ネガティブ思考の人は、普段から人の目が気になって本音を隠しがちです。
細かいところまで観察しているので、気疲れしやすい人も多いのではないでしょうか。
お菓子作りは色や形、ラッピングまで全て自分の好きなように決められます。
他人の評価を気にする必要がないので、自分の気持ちと正直に向き合うことができます。
言葉で表現できない思いをお菓子に込められるので、心が落ち着き、気持ちの整理につながるのです。
作品として残せる
完成したお菓子は食べてなくなってしまいますが、写真を撮れば作品として残せます。
写真を見返したときに、この時どんな気持ちで作ったのか思い出せますし、材料やデザインの備忘録にもなります。
SNSにアップして共有すれば大勢の人に見てもらえますし、「いいね」をもらって承認欲求を満たすことができます。

写真に映っている作品を見て、「この時頑張って作ったな」と自分で自分を褒めてあげたくなります。
大切な人との絆を深められる
手作りには「想い」が込められる
手作りのお菓子をプレゼントする時は、まず相手の事を思い浮かべます。
小麦粉はどんな品種を使おうか、甘さ控えめが好きだから「てんさい糖」にしてみようかな?
かわいらしい雰囲気の人だから、こんな形やデザインなら喜んでくれるかな・・・
相手のことを考えている時間は、とても充実していますよね。
また相手にも「自分のために手間暇かけて作ってくれた」という思いが伝わります。
自分も「喜んでもらえて人の役に立てるんだ」と気持ちが満たされます。
大切な人に想いや感謝を伝えたい時は、手作りのお菓子を一緒に添えると自分が思っている以上に相手にも伝わるのでおすすめです。
世界で一つだけの贈り物になる
手作りのお菓子をプレゼントする時は、相手の好みに合わせて材料やデザインを考えるので、オリジナル作品を作ることができます。
「あなたのために作った」世界で一つだけのお菓子は、その人への想いが込められていますので、同じ商品はどこにも売っていませんし、誰も真似することはできません。
想いが込められた唯一無二のお菓子は贈られる人の心に強い印象を与えますし、お菓子がきっかけでお互いにとって大切な存在になる事もあります。

時間が経ってからも「あのときのお菓子美味しかった!」と言ってもらえると嬉しいですよね。
自分はお菓子をプレゼントした事もすっかり忘れていたりしますが…(笑)
思い出として心に残る
私が小学生の頃に母親が誕生日ケーキを手作りしてくれたことがありました。
家にはオーブンがなかったので、無水鍋(当時はピースターと言っていました)を使ってガスコンロで焼くのです。
ガスでケーキ?と半信半疑でしたが、ふんわりしっとりしたスポンジケーキが焼き上がりました!
生クリームといちごでデコレーションをして完成です。
市販のものに比べると見た目はキレイとは言えないけれど、素材の味が生かされたシンプルで美味しいケーキだったのを覚えています。
楽しかった記憶はずっと心に残りますし、良い思い出は何年経っても色あせることがありません。
心が満たされた素敵な体験があると、それが自分の中でお守りになって自信につながっていきます。
まとめ
お菓子作りで心が満たされる理由をまとめました。
- 作業に集中して気持ちを切り替えられる
- 安心できる居場所を持てる
- 小さな成功体験を積みやすい
- 自分の世界観を出せて自己肯定感を高められる
- 気持ちをかたちにして整理できる
- 写真を見てもらうことで人から認めてもらえる
- 想いが伝わって気持ちが満たされる
- 唯一無二の贈り物は人を結びつける
- 楽しい思い出は自分に自信を与えてくれる
ネガティブ思考の人は落ち込んだり悩んだりする頻度が高いので、週に1度でも良いので心を整える時間を確保しておくといいですね。
お菓子作りは本来の自分らしさを取り戻すことができて、「そのままの私」でいいんだと思える時間になります。
お菓子の甘い香りや可愛らしい見た目に癒やされて、作業に集中する事で気持ちが整うと、自分の事を大切に思えるようになってくるはずです。
お菓子作りで心を整えて、何気ない毎日を楽しく過ごしましょう!